足首が痛い!足首の痛みの原因と治し方!

「足首が痛い原因と治し方」

■よくある症状とその原因

①変形性足関節症

加齢や怪我、その他の原因疾患(持病など)などが原因で、足関節の軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなって(最終的には軟骨が消失する)関節の骨同士がこすれ合う事により、腫れ、痛み、関節の変形、動作制限(痛みと物理的な変形によって)が起こる疾患です。原因疾患がない、一次性と、原因疾患がある二次性に分かれます。

・一次性

骨折や靭帯損傷など外傷がなく、足関節の変形が起こる病態で、主に加齢が原因と言われています。年齢とともに靭帯がゆるみ、足が内側へと倒れてきて(内反と言います)、最初に内側の関節の隙間が狭くなり、徐々に全体の関節の間が狭くなっていく場合が多い疾患です。

・二次性

二次性は最初に原因疾患が発生した後、徐々に変形性足関節症に移行する病態を言います。
原因疾患には、骨折や捻挫(ねんざ)などの外傷、あるいは、軽い傷でも、そこから、細菌、ウィルスが侵入し、炎症性の関節炎に至った場合、関節リウマチや痛風といった全身性疾患など、発症の原因疾患は多岐にわたります。

②外傷性の足関節痛

1.捻挫

最も多いのは足首の外側にある前距腓靭帯が切れる事で起こる、内反捻挫です。外傷性なので、転倒や普段、運動慣れしていない人の急激な運動によって、起こる場合もあります。運動後にも、歩くと痛い症状がずっと、続く場合、捻挫をしているのかもしれません。
2.アキレス腱断裂

過度なスポーツ(特に足を使うサッカーやランニングなど)によるものや、捻挫同様、運動慣れしていない人の準備運動不足や、加齢により、腱の柔軟性が失われている年齢の人に多く、発症直後の感覚は、足首の踵上部に何かがぶつかったような衝撃として、感じたり、実際に破裂したような音がするのが特徴です。

③関節リウマチ

膠原病の一種の、全身の関節に炎症が起こる疾患です。原因は免疫異常で、自分の細胞を攻撃してしまう、自己免疫疾患の一つであると考えられています。足首にも起こります。左右対称で、炎症や腫脹(はれ)、こわばりが起こるのが特徴です。痛くなる部位も様々です。足首の外側、内側、前側と、どこでも痛む可能性があります。

④足首のむくみが見られる疾患

腎不全や心不全があると、足首に限らず脚全体に、むくみが出ます。炎症などで腫れている場合は、弾力があるので、押しても、直ぐに戻りますが、腎不全や心不全によって起こる、むくみは、押すと、凹んだままで、なかなか、元に戻りません。こういった症状がある場合は、直ぐに病院に行きましょう。

⑤オスグット病(成長痛)

10代の成長期に膝や足首などの関節に痛みが出る症状です。はっきりとした原因はわかっていませんが、児童は筋肉や骨などの組織が十分に発達していないのに、過剰に動くことによる疲労が直接的な原因で、成長自体は原因ではないというのが現在の定説です。

■足首の痛みを治す方法

原則として、病院を受診した前提で、家庭で出来ることをご紹介します。

①変形性足関節症

症状が軽い段階

1.足底挿板の使用

最も初期、足が軽く内側に傾いている程度でしたら、足底挿板(ウエッジシート)で外側に傾斜をつけた靴の中敷を作り、これを歩行時に利用します。体重が内側に偏って、かかるのを避け、外側にも均等に分散させることで、痛みを和らげ、悪化を防止します。

2.筋力強化

足の外側、腓骨の後ろ側の筋肉を強化すると、足関節の固定が強化され、効果的です。ただし、専門家の指導の下で、筋力トレーニングをするようにしましょう。痛みに耐えて、辛い運動をすると、逆効果になる場合があります。

症状が重くなると、手術が必要になる場合がありますので、まずは、整形外科を受診することをお薦めします。

②外傷性の足関節痛

1.捻挫

・急性期は冷やすことです。熱が引いて、痛みが減少しても、完全に治癒しないで、慢性期に移行する場合もあります。その場合は、今度は温めて、血行を促す事で、治癒を促進します。湿布なども同様の考え方で、冷湿布か、温湿布かを選択してください。

・テーピングによる固定。痛む方向をあらかじめ、軽く、動かしてから調べ、その方向へ動かないように固定します。

・症状が軽度の場合は、痛くない方向へ軽く、動かして、ストレッチをすると、軽快する場合があります。

捻挫も酷い場合は、甘くみずに病院を受診しましょう。捻挫から別の疾患を誘発(二次性の疾患)する場合もありえます。

2.アキレス腱断裂

とりあえずは、アイシング(冷やす)やテ-ピングで固定などの応急処置をして、可能な限り、早く病院を受診しましょう。断裂はレントゲンではわからない場合が多いので、起こった時の状況をきちんと、医師に説明する必要があります。

③関節リウマチ

これは整形外科、リウマチ科などを受診して、適切な治療を受けた上で、炎症がある時は冷やす、ない時は温めるなどの処置をします。

④心不全、腎不全などで足首がむくむ場合

これは、本体の腎臓病、心臓病の治療が必要なので、腎臓病は泌尿器科、心臓病は循環器科を受診します。

⑤オスグット病(成長痛)

成長期に過剰なスポーツなどをさせない事が治癒に繋がる事になります。夜に眠れないほど、ズキズキ痛む場合など、あまりに痛みがひどい場合は、別の疾患である可能性もありますので、親が病院を受診させるようにしましょう。