指が痛い!指の痛みの原因と治し方!

「指の関節が痛い原因と治し方」

■指の関節痛を起こす主な疾患と原因

①腱鞘炎

腱鞘炎は手首や肘だけでなく、指にもよく起こります。腱の外側を包んでいる腱鞘と呼ばれる部分に炎症が起こる疾患で、痛みだけでなく、しびれを伴う事もあります。主に使い過ぎが原因で起こると言われていて、最近だと、スマホを特定の指だけで使い続けたりすることで、発症する人が増えています。

②関節リウマチ

免疫異常が原因で、自分の細胞なのに、ウィルスや細菌などの異物と勘違いして、攻撃する為に起こる、自己免疫疾患の一つと言われている疾患です。身体の中の膠原質という部分を攻撃する為、膠原病の一種とされています。全身の関節に左右対称の痛み、朝のこわばり、炎症、腫れが起こり、進行していくと、関節の変形、破壊に至ります。

③手指の変形性関節症

変形性関節症が指の関節で起こる疾患です。主に加齢などが原因で、関節の軟骨がすり減ることで、関節部の骨同士が摩擦を起こし、痛みが生じると考えられています。

部位による分類

1.へバルデン結節

リウマチと間違えられやすい症状です。指の第一関節(DIP関節)が腫れて太くなるように変形し、痛みが出ることもあります。リウマチとの違いは、左右対称でない場合が多い事、全身の症状(だるい、微熱、貧血など)は伴わない事です。女性に多く、男性に比べて、10倍の発症率だと言われており、女性ホルモンとの関係説も存在しますが、原因は確定していません。

2.ブシャール結節

主に指の第二関節(PIP関節)が腫れたり、太くなるように変形します。指を曲げたり伸ばしたりすると痛みが出ます。へバルデン結節とが合併症として、発症している場合が少なくありません。

3.母指CM関節症

親指の付け根の関節部分に痛み、腫れが出る疾患です。

変形性関節症が進行すると、軟骨がすり減っていき、関節の可動域制限、関節の変形、指をまっすぐ伸ばすことができなくなるなどが起こります。また、関節に、粘液嚢腫という、イボのようなものができることもあります。リウマチと違って、指の変形性関節症の多くは、数年で進行が止まり、痛みは治まります。ただし、関節の変形は戻りません。

④糖尿病性神経障害

糖尿病の三大合併症の一つに末梢神経障害があります。これは血液の糖度が高くなり、粘りが強くなる為、細かい血管が多い手足の末端に血液が十分、行き届かないのが原因だと言われています。こわばり、痛み、握力低下、しびれなどが主な症状です。最悪、壊疽に至る場合もあります。

⑤産後の関節痛

出産後に、指の関節痛を起こす人は意外と多いものです。理由はわかっていない事が多いのですが、産後リウマチ、育児による、指の過剰使用による、腱鞘炎説などが挙げられています。

■治し方

・病院は何科に行けばよい?

糖尿病以外は整形外科です。ただし、リウマチはリウマチ科やリウマチ外来の方がより、専門的な診療が可能です。糖尿病は通常は内科になります。また、産後の関節痛は、出産直後の場合、まずは、担当の産婦人科医に相談してみましょう。

①腱鞘炎

急性期:
まずは冷やす、次にサポーター、テーピングで患部を固定します。

慢性期:
慢性期に移行した場合、逆に温めて血行を促進させます。

②関節リウマチ

関節リウマチは患部に炎症(触ってみて、熱、腫れがあるなど)がある時期は、冷やして、炎症がない時期は温めます。

③手指の変形性関節症

急性期は、腱鞘炎と同様に冷やす、テーピング、サポーターなどで固定をします。慢性期は、温めて、血行を促進させて、新陳代謝を活発にして、治癒を促進させます。また、痛まない程度に、関節のストレッチが効果的な場合もあります。

④糖尿病性神経障害

本体の糖尿病の治療をすることになります。病院での治療はもちろん、生活習慣全般の改善が必要です。

⑤産後の関節痛

まずは血液検査などで、リウマチなどの疾患であるかを調べた後、問題ないようでしたら、なるべく、育児負担を軽くして、安静にすることです。

■指の関節痛に効く薬

市販薬としては、抗炎症作用、鎮痛作用のある薬を使う事になります。ただし、リウマチは市販薬では難しいので、医師の処方した薬を使うようにしましょう。