手首が痛い!手首の痛みの原因と治し方!

「手首が痛い原因と治し方」

■原因となる疾患の症状と原因

①腱鞘炎

部位による、3つの分類

・手首の小指側

手首の小指側の痛みの原因として、多いのは、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)という、テニスやバトミントンなど、ラケットを使うスポーツに多い、障害です。
こういったスポーツ障害は治っても、また同じ動作を何度も繰り返す事になるので、再発しやすくなる為、繰り返し痛みが生じるのが特徴と言えます。

・手首の真ん中部分

手首の真ん中(中心)で手の甲側が痛む原因は、「キーンベック病(月状骨軟化症)」が考えられます。この部分に何らかの原因で血行障害が起こり、最終的には血管からの栄養が途絶えで、月状骨という部分が壊死します。軽度の場合は血行改善で軽快する場合もありますが、症状が長期化すると、手術が必要になる場合もあります。

・手首の親指側

手首の親指側に痛みの原因としては、「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」が考えられます。スマホなどで親指ばかり、頻繁に使うような動作をし続けると、起こります。症状がひどい時は、手術をすることもあります。

これらの症状は、痛みだけなく、腫脹や、しびれ、だるい、関節可動域の制限、握力の低下などを伴います。

*原因

1.使い過ぎ

同じ動作を過度に集中して、繰り返し行う事で、炎症が起きます。昔は手をよく使う職業の方に多く、みられましたが、現在は仕事ではパソコン、プライベートではスマホを使う事で、手首、指を使う動作が頻繁に起こる為、一般の方、ほとんどに起こる可能性が高い疾患になりました。

2.出産(女性限定)

出産後、女性は、出産により広くなった骨盤や、子宮の位置や形を正常に(狭く)戻すためにプロゲステロンというホルモンを分泌します。このプロゲステロンの副作用で、腱鞘の部分まで、狭くなってしまい、腱鞘炎を起こしやすい状態になってしまうと言われています。

②尺骨疲労骨折

腱鞘炎以上に、使い過ぎが短期間に起こったり、動作の衝撃が強いと、金属が、何度も曲げたり、伸ばしたりを繰り返す事で、金属疲労を起こして折れるように、手首の尺骨(橈骨とペアの前腕の骨)という部分が折れてしまうことがあります。尺骨の手首に近い部分は橈骨と比べて、細く折れやすい部位である事や、原因となるスポーツの動作の関係上、手を内側へねじる動作が多いため、ほとんどは尺骨側に負担がかかって、疲労骨折が起こります(橈骨遠位端骨折(橈骨の手首に近い部分)は転倒などによる骨折に多い)。
多くの場合、疲労骨折の原因は過度なスポーツによって起こります(剣道やソフトボールなどのスポーツ障害)。

あとはその他の関節同様に、

③変形性関節症
④リウマチなどの膠原病
⑤心因性によるもの(自律神経失調症、鬱病)

も考えられます。

■病院は何科に行けばよいの?

出産が原因の場合は、産婦人科、心因性のものは、心療内科、その他は整形外科になります。

■治し方(手首が痛い時の対処法)

スポーツ障害や使い過ぎが原因の場合の対処法は、急性はアイシング(冷やす)や冷湿布です。既に慢性化している場合で、炎症がない場合は温めて血行を促すことになります。疲労骨折の場合は、病院へ行って治療を受けるしかありません。

また、日常生活においては、

1.手を休ませる。特に利き手の場合、使わないわけにはいかないので、サポーター、テーピングを使って、固定する。
2.痛くない方向に軽く、ストレッチして、瞬間的に力を抜く(筋バランスが回復します)。
3.スマホを使う指や手を時々、変える。

なども有効です。これらの方法で、改善しない場合は迷わず、整形外科を受診しましょう。手術が必要になる場合もありますし、他の病気の初期症状である可能性があるからです。

■ツボ刺激について

ツボ刺激は様々な疾患に有効な手法ですが、正確なツボの位置を特定するのは専門家でないと難しいので、気になる部分の「押してみて気持ちよい個所や軽く痛む個所(激痛は逆効果)」を軽く押したり、ポンポンとタッピング(指で軽く、はじくように叩くこと)すると良いです。痛い場所は炎症がある部分や強く痛む部分は避けてください。ツボは関節の周囲に多いので、押してもわからない時は関節の周囲を何か所か、タッピングしてみましょう。